Midnight Call

midnight call 高橋 恭司

 

高橋 恭司

Midnight Call

2022.2.11. FRI – 2/24. THU

2月11日(金)より高橋恭司 写真展『Midnight Call』を開催します。
1990年代以降、『PURPLE』をはじめ数々のポートレートや風景写真を発表してきた写真家・高橋恭司。彼のの完全新作による写真集の刊行に伴い、東京、大阪に続いて名古屋での巡回展となります。是非この貴重な機会に、ギャラリーにお立ち寄りご高覧して頂きたく思います。

 


 

 

写真集 Midnight Call

midnight call 高橋 恭司

midnight call 高橋 恭司

midnight call 高橋 恭司

midnight call 高橋 恭司

midnight call 高橋 恭司

 

1990年代以降、数々のポートレートや風景写真を発表してきた高橋の作品は、常に時代や風潮の喧騒の外側へと見るものを誘うオルタナティヴな引力とともに、私たちの前に立ち現われてきました。

本作は、その高橋が2019年の晩秋、初めて訪れたパリを中心にフランスで撮影した写真群を収録したものです。近代写真の始まりの街、世界を欲情させ続けてきたイメージの都、万博や近代オリンピックといった「近代国家的スペクタクル」の舞台。

すなわち、今日においても我々が互いをまなざしあう近代の視線や構造が形をとったその街。
茫漠たる荒野からそんなパリへと視線を移した写真家がフィルムに収めたのは、「スペクタクルなき細部」の数々でした。それは近現代史の傷を癒す暇もないほど短かった千年紀末を経てさらなる断絶が拡がった世界の断片であり、それを決定的に寸断したCOVID-19のパンデミック直前の、今となっては二度と戻れない時空間でもあります。

ハッセルブラッド1000Fがギロチンのようなシャッターで切り落としたその中に、私たちの世界が捨象し忘却してきたものたちの声が真夜中の長距離通話のように響く一冊。新作のみで200頁超のボリュームという、高橋の長いキャリアの中でも初の試みとなる写真集です。

 

216頁 オールカラー
232mm × 165mm
コデックス装 + カバー

写真・テキスト:高橋恭司
編集・解説:安東嵩史(TISSUE PAPERS
アートディレクション:米山菜津子
印刷:サンエムカラー

 


 

【高橋 恭司】
写真家
1960年生まれ。

1994年 詩人チャールズ・ブコウスキーがタイトルをつけてくれた僕の処女作品集 “The mad broom of life” でデビュー 90年代カルト写真家として注目される。それ以来コアなファンの支えによって作品のアップデートし続けている。

HP:https://kyojitakahashi.com/
Instagram:@kyojitakahashiphoto

▼営業時間
13:00〜18:00
定休日 : 火木(祝日は除く)