Takako Noelが今回テーマにした のは中米のユカタン半島にあるセノーテ。「聖なる泉」を意味するセノーテは地下の鍾乳洞に水が満ち、地表が陥没してでき た天然の泉でユカタン半島に約3500箇所存在する。またマヤ神話において Xibalba(シバルバ)冥界の入り口とされていた。この展示では、Takako Noelがメキシコ、トゥルムで暮らす現地の人々とコラボ レーションし、彼らがセノーテで泳ぐ様子を普遍的無意識の中に潜り、自我の中に影を統合して心の全体性を獲得していくイニシエーション儀礼として切り取った作品を展示する。