ON SATURN

ON SATURN

 

Levi Pata 作品展

ON SATURN

2019.8.31. SAT – 9.16. MON 13:00〜20:00

8.31. Sat 18:00 – Opening reception

 

カリフォルニア出身、東京から京都へと日本で活動を続けるアーティストLevi Pata作品展を開催いたします。中部地区では初展示となります。
彼の新作の作品展となります。是非会場にてご高覧下さい。
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on saturn
小学校1年生の時にクラスで、自分の一番好きな惑星を選んで、その惑星についての情報が欲しいと依頼の手紙をNASAに宛てて書くという課題があった。僕は迷わず土星を選んだ。しばらくして、衛星から撮影された土星の大きな写真が郵送で返ってきた。その写真は自分の部屋のタンスの上に貼った。たまにふと眺めたり、家にいなくてもその写真の事を考えることがあった。実際、土星の大気は生物にとって過酷な環境だけど、子供ながらに地球から見たその形を想像することには逆に心を落ち着かせる作用があった。小さい頃から僕は、周りの世界が潰れそうに感じた時に、こんな風に頭の中で行ける場所を選んで集めていた。
どうしてアーティストになったのかとか、いつ頃から絵を描き始めたのかとよく聞かれる。いつも、クレヨンを握れるようになった頃からと答える。でも正直なところ、アーティストという選択肢は、あの時5歳の自分が土星を選んだ理由や、なぜ人は時空を超えて何かに繋がりを感じれるかという理由と同じぐらい直感的で不思議なものだ。その問いに対する答えは沢山あって、それらは僕のDNAの中でエコーする。それらに耳を傾けて、表現をするというのが僕の仕事だ。すでに地球を去っていった歴史上の素晴らしいアーティスト達は、僕の頭の中で土星なんかと一緒に並んでいて、ずっと僕の創造力を守るための力を与えてくれている。僕が答えられるのはこれぐらいだ。
与えらえた人生の中で僕たちがそれぞれ何を選ぶかは置いておいて、この物質界での道すじと夢の世界が繋がっていられる事であれば、前向きな結果をもたらすと信じている。その繋がりを大切にすることで、僕たちを鈍らせ、目覚めを妨げようとする見えない力を見抜くことができる。今回のコレクションは僕が心を休ませ、ものを創り出す場所の情景で、偶然にもその場所は土星の周りを回っている。
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リーバイ・パタ
Levi Pata
1985年ホリスター(カリフォルニア)生まれ。2009年から2年間東京で活動、その後サンフランシスコへ戻る。2016年、京都へ移住。現在京都を拠点に制作活動をおこなっている。個展に、2011年「鳴り響く銃声とギリシャの音楽」(FOIL GALLERY、東京)、2018年「black cherry」(AL、東京)、2019年「TO: TODAY」(haku、京都)など。2019年1月パリコレで発表されたTAKAHIROMIYASHITA TheSoloistの2019FWコレクション「1ONE MY WAY」のデザインに自身の作品が使用された。作品集「小さい部屋から」、ポストカードブック「ANOTHER SUNSET」、(HeHe出版)。 #c7cgalleryandshop #c7c #LeviPata #リーバイパタ