ゆれていて、かがやいて、やがてきえて

石田 真澄 写真展

ゆれていて、かがやいて、やがてきえて

2019.7.13. SAT – 8.12. MON 13:00〜20:00

 

高校在学中の2017年に初の個展を開催して注目され、2018年には写真集「light years-光年-」を発表後、
GINZA、装苑、MiLKJAPONなど様々な雑誌媒体や大塚製薬「カロリーメイト」の夏季キャンペーン「部活メイト」など、
幅広い活動を見せ、昨年の最注目株となった写真家・石田真澄。
ありふれているようでしかし見るものの記憶や心の奥底に深く光を照射する、二つと存在しない刹那のきらめきを捉えた彼女の写真は、特に同世代を中心に多くの支持を集めています。本展の中心となるのは、彼女の代名詞ともいうべき高校時代の写真に刻まれた時から時間も空間も遠く離れた2018年のアイスランドで撮影された写真の数々。
永遠に終わらないと思っていた特別な時間が過ぎ「その後」だと思っていた時の流れを、しかし様々な望外の驚きや喜びとともに過ごしてきた石田ですが、そのレンズはどこまでも、流れゆく光や水が残しては消え去る刹那の輝きを捉えてゆきます。
そのまなざしの中に、流れゆく人生の時間と、その只中にいる誰もが希求するであろう瞬間と永遠の魔法が宿る石田真澄の写真。単なるガールズ・フォトの枠組には決して収まることのない、その秘密の一端に触れてください。
※会場にて、会期中に発売予定の新作写真集「Everything Will Flow」の特典つき特別先行予約も行います。
【作家ステイトメント】
かざした手
揺れる水
走る後ろ姿
渡されたガラスコップ
反射する足
晴れた日の水たまり
光にしか焦点が合っていない
何が写っているかは二の次で
反射的に撮る感覚に近い
ほんの少しの時間
で光も水も移り変わってしまう
跡形もなく消えてしまったり、より輝いたり
撮らないと、残さないと、
と撮るたびに思う
石田 真澄